ガバナンスの強化と上場に向けた仕組作り

投資概要

首都圏に拠点を置くF社。主に東日本で建設業や内装業を行っていたが、F社経営陣が上場を目指すことを希望。オーナーである親会社から当社が相談を受け、上場に向けた支援を目的としてカーブアウト投資を実⾏。

他社との違い、マラトンだからできる!

引継が困難な創業社長の様な強力なリーダーを中心とする依存型組織から、引継が可能な組織経営体制の構築を進めます

ガバナンス強化の事例

企業概要・背景

F社は2005年に首都圏にて創業した、食品業や製造業に人材派遣を行う企業でした。 中堅未上場企業C社の傘下となり、順調に業容を拡大していましたがF社経営陣は株式上場を目指したく、親会社C社としては子会社だけが上場することは管理コストとしても受け入れられず、カーブアウトの相談を弊社に頂き、投資実行に至りました。

案件概要
売上推移
投資後の経営への関与・付加価値付け
管理体制の構築と強化

当社はこれまで親会社と代表S氏のリーダーシップの元、トップダウンでの意思決定が多く存在しました。今回の株主変更をきっかけとし、会議体の設計や、リーダー教育、発表資料の標準化などを行い、活発な議論が行われる組織へとなるよう支援しました。

上場に向けた支援

資料のデータ化や、各種KPI管理の文書化など、できる限りオープンにするよう支援しました。このほか、メインバンクとの資金調達の調整や、監査法人との対応も支援しました。

投資改修戦略
再現性のある組織と既存の営業基盤を活かし成長ストーリーを作る

F社は上場を目指すくらい勢いが凄く、順調に業容拡大してきました。そこにファンドの支援として適切なバックオフィス体制を作るとともに、業務の再現性を高めてゆけば成長ストーリーを描くことができ、上場が可能な企業へ適切なリターンで譲り渡すことができると考えました。結果として、上場の人材派遣企業へExitとなりました。また、適切な組織体制に出来ていたため、経営陣もすべてそのままでF社としての独立性は保ったまま現在も操業を続けられています。